PERFUME: THE STORY OF A MURDERER(2006)
監督:トム・ティクヴァ
製作総指揮:フリオ・フェルナンデス、アンディ・グロッシュ、サミュエル・ハディダ、マヌエル・マーレ、
マーティン・モスコウィック、アンドレアス・シュミット 原作:パトリック・ジュースキント
音楽:トム・ティクヴァ、ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル
脚本:トム・ティクヴァ、アンドリュー・バーキン、ベルント・アイヒンガー
18世紀、パリの魚市場で産み落とされたグルヌイユは驚異的な嗅覚を持っていた。青年に成長したある日、赤毛の少女が発する至福の香りに出会うが、夢中になるあまり彼女を殺してしまう。死と共に香りも消えてしまうことを知った彼は、香りを永遠にとどめておく方法を探るため調香師に弟子入りし、さらなる技を求めて職人の街グラースへ向かう。途中、自分自身に体臭がないことに気づき衝撃を受けるが、やがて運命の香りと再会する。
いつか深夜にテレビでやっていたこの映画を、僕は眠い目をこすりながら見ていたのですが、途中で寝てしまい、序盤しか見ることができませんでした。
ということで、改めてDVDで借りてみました。
主人公であるパフューマーに関しては、人物像も異常性欲的な匂いフェチというだけであって、僕は終始一歩引いたところからしか見ることができませんでした。
別にキチガイであってもいいけど、ただそれだけで、魅力が感じられないんだな、残念ながら。
しかし見ていくうちにそこに重きはおいていなんだなとなんとなく納得しました。原作でもきっとこいつは単におかしい奴ってことで済まされているんだろう。
その匂いフェチを演じたベン・ウィショーは、キャラクターにあった演技をしていて、とても良いと思う。
ただ、すごい差別的なこと言ってしまうと、役者として顔がどうも好きになれない。
単純に僕の好き嫌いですが。
いろいろ文句言ってるけど、つまんなかったのか?と言われると、そんなことはなくて、究極の香水作りが始まる半分すぎたぐらいからは、作品に入り込んでしまいました。
やはり人気のある小説なだけはありますね。登場人物にはさほどの魅力はないのですが、そもそもの着想が良いのでしょう。
でも、処刑のシーンと最後のオチはあたし認めない。
ちょっと見る人をおざなりにしてる節があるな、この作品は。
特に大量殺人をしておきながら、アレは、ちょっと納得いかないっすよ!
原作者に責任があるのか、製作者に責任があるのかはわからないけれど
。
↑確認したところ、原作にあった重要な場面を結構カットしているらしい。また原作には主人公の人間的なところも書かれているみたいです。となると彼は単なるキチガイではないのか。
(まあでも、小説を映画化するのってすごく難しいんですよね。)
グロイ映画だという評判だったけど、気持ち悪いのは序盤がピークだったし、予想外に面白かったです。小説を読む意識で見れば、ほとんどの人はそれなりに楽しめるんじゃないかなと思う次第です。
公開当時、大勢の人が全裸で絡み合っているシーンが凄いとさかんに宣伝していた覚えがあるけど、ぶっちゃけ、そこまでではなかったな。
変に期待しすぎ?
そうそう、忘れてはいけないのがサイモン・ラトル&ベルリンフィルが本作の音楽を担当していることですね。ベルリンフィルが映画音楽を引き受けるのは今作が初めてだとか。
音楽をマンガで表現したり、あるいは、料理の味をテレビドラマで表現するのが難しいのと同じように、この映画で扱われている「香り」もまた実際の映像だけでは実感できません。
そこでその「香り」を表現するために音楽をベルリンフィルに頼んだのでしょう。実際に映画の中でも「香水」を音楽に例えるシーンがありました。
しかし、肝心のベルリンフィルに関しては、そんなに印象に残んなかったなぁ。
パソコン使って見てたからかしら? ソプラノが美しかったのは覚えてるんだけど。
Perfume---Trailer


