ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ハース版)
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
管弦楽:ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1980年(デジタル)
ゴールデンウィークも明けて学生生活が再開しました。
はあ、疲れる・・・
いったん長い休暇があると、元の生活に順応するのに少し時間がかかってしまうものですね。
今はブルックナーの7番を聴いています。
ストレスを感じる現実の世界から羽ばたいて、ブルックナーの音楽の響きに耳を傾けると、美しく純な自然の世界に浸ることができます。
こわばった心がほどけていくようだ。
ブルックナーの音楽にアニミズム的な要素を感じるのは僕だけでしょうか。
ブルックナーの音楽は宗教とは切り離せないものだと言いますね。
彼自身熱心なキリスト教徒であったと聞きますし、それだからなのか、
「キリスト教のなんたるかを知らない東洋人がブルックナーの音楽を理解することなんてできやしない」ということを言う人もいるみたいです。
キリスト教の考えからいけば、「自然」は人間が制圧するべき対象なのでしょうから、「お前はなんもわかっとらん!」とか言われてしまうのかもしれないけれど、僕自身の宗教観には自然を崇拝する気持ちが多分にあって、ブルックナーの作った曲を聴いていると、そんな自分の宗教観とピッタリはまった世界が描かれているようにしか思えないんですよね。
厳かな雰囲気ではなく、心身を癒してくれる自然。
川の流れや、木々の香り、などです。
そこから生まれた人間。まさに母なる大地とでもいいましょうか。
ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏はCDジャケットの絵と中身がかなりマッチしているような気がします。
弦の響きがジャケットの水面と同じように、澄んでいて美しいです。
(全体ではところどころ管楽器のピッチがずれているような感じが僕はするのですが)
ブロムシュテットもブルックナーと同じで敬虔なキリスト教徒でしたね、たしか。
以前インタビューを見ましたが、とても朗らかな人柄でした。
決して押し付けがましくなく、なめらかに流れるようなこの演奏を聴いていると、音楽ってその人の人柄が出るんだなぁとつくづく思います。


