今回はクラシック音楽との出会いについて。
なんとなく、クラシック音楽が好きな人というのは、子どもの頃から身近にそういったものが流れていてクラシック音楽に親しみがあったという人が多いのかなと僕などは思うのですが。
それ以外の多くの人が、クラシック音楽に対してある種の親しみにくさを感じていているのも事実だろうと思います。僕も幼い頃からクラシック音楽に慣れ親しんでいたわけではなく、自分から進んでクラシックを聴くということはしてこなかったし、多くの人と同じようにクラシック音楽のことを「分かりにくそう」だとか、あるいは「古くてつまらない」といったイメージを持っていました。
ただ、以前というか、これまで何度も紹介したバンド、DEENの曲の中にはストリング(弦)の生演奏がサポートで加わった曲があったので、それを聴いて、「ヴァイオリンの音っていいなぁ」と漠然と思っていたし。
また、これも以前に紹介した映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネはコンサートではオーケストラを使って映画の音楽を演奏しますから、彼が来日したときのオーケストラの生の音を聴いて、「オーケストラの奏でる音楽って素晴らしい」と感動したこともあったりして、そういう興味がクラシック音楽を聴くことに繋がっていったのかなと、のちのち思ったり思わなかったり・・・
もともと、僕はまだ聴いたことのない音楽を聴いて自分の中に新しい感覚なり、イメージが湧いてくるのが好きだったので、クラシック音楽に対しても、「このジャンルの音楽が聴けたら面白いだろうなぁ」というのはなんとなく思っていたんだと思います。
なのでときどき、テレビから流れてくるクラシック音楽に耳を傾けていたのですが、やっぱりどうも聴いていて楽しくないし、わかりにくいのです。
旋律がうねうねしてそれが予期せぬ方向に行ってしまうのがなんとも心地悪い。(何を聴いてそう思ったのかは今となってはわからないのですが)
そんなある日、テレビを見ているときに(恐らく『N響アワー』)、たまたま耳にした曲が僕の中にあったクラシック音楽に対する壁を取り払ってくれたのです。
その曲とは・・・
そう、かの有名な・・・
いや、さしてそこまで有名ではないな・・・
なんだと思われますか?
もし、当てることができたら・・・
スゴイ!!(それだけかい)
さて、その曲とは・・・
この曲です↓
Kleiber, Wiener Phil. (1st mov.) ブラームスの交響曲第2番なのです。
(意外でしょ?)
ぶっちゃけてしまうと、今となってはあまり好きではないこの曲なのですが、そのときの僕(当時推定17歳)には、牧歌的で朗らかなこの交響曲がとても聴きやすく感じられた模様で、「う〜ん、クラシックもありかな。」とクラシック音楽に対する苦手意識を払拭してくれた、僕にとっては大切な曲なのです。
「よし!この曲のCDを借りてこよう」
と思ってテレビ画面に映し出された作曲家と曲名をメモしてレンタルショップに行ってCDを借りました。
「ブラームス 交響曲第2番 ニ長調 作品73」と丁寧に作品番号まで書き取ったのを覚えています。
今聴いてみても確かに生き生きとして親しみやすい旋律が多い気がしますね。それに、結構わかりやすいというか、初心者にも曲のイメージがつかみやすいっていうのはあるかもしれない。
この交響曲を耳にしたことによって僕のクラシックに対する壁は取り払われたわけですが、それからしばらくはブラームスの2番交響曲を聴いていたものの、他の曲や作曲家へと触手が伸びるのはそれからまたしばらく経ってからのことでした。
これ以降の話はまた回を改めて書きたいと思います。
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「私の音楽遍歴 9」へ続く
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽