1.バーバー:弦楽のためのアダージョ 2.サティ(ドビュッシー編曲):ジムノペディ 第3番 3.サティ(ドビュッシー編曲):ジムノペディ 第1番 4.グルック:歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》〜精霊の踊り 5.ディーリアス:春初めてのカッコーを聞いて 6.マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》 間奏曲 7.ドビュッシー:月の光 8.エルガー:ためいき 作品70 9.ヘンデル(ラインハルト編曲):歌劇《セルセ》〜オンブラ・マイ・フ(ラルゴ) 10.バターワース:青柳の堤 11.チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ 12.フォーレ:パヴァーヌ 作品50 サー・ネヴィル・マリナー指揮/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1.5.8.10) バーナード・ハーマン指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2.3.7.12) ピエール・モントゥー指揮/ロンドン交響楽団(4) ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(6) ジョージ・セル指揮/ロンドン交響楽団(9) レイモンド・アグールト指揮/ロンドン新交響楽団(11) 録音:1961年-1977年
いつもは結構暇というか、余裕のある生活を送っている僕なのですが、なぜだか今週はやることがいろいろ。
大学の課題なんですけど、何か作業をやるときのBGMってかなり悩みませんか?
歌モノだと言葉に意識がいってしまって邪魔になるし、やっぱりクラシックかなぁ、と思ってみてもいろいろなCDがあるし。
何がいいかな〜、とCDラックを見渡していると、「あれ?このCDなんだっけ」と上記のCDを発見。
いつか買ったあと、一回ぐらい聴いただけだったのですが、これが、結構BGMに良いのですよ、意外に。
バーバーのアダージョなんかはさすがに飛ばしてしまいますけど、他のはそう邪魔になりません。
ということで最近はこのCDを聴きながら課題にいそしんでいます。
いわゆる癒し系のクラシックCDとしてはアダージョカラヤンなんかが有名ですが、このCDもなかなかですよ。
「たまにはクラシックなんて聴いてみようかな」という人が聴いてもきっと満足できると思います。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/886761 テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽
2008/5/25 PROGRAM ■ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ■リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 指揮:広上淳一 管弦楽:東京交響楽団 ヴァイオリン:鈴木愛理 @ミューザ川崎
広上淳一という指揮者は評判が良いのでいつか聴きに行こうと思っていたのですが、僕はまだ一度も聴いたことがありません。
いろんなところで評判を調べるたところ、色彩感覚豊かな生き生きとした音楽をやる指揮者ということなので、「シェエラザード」というプログラムもそうですが、東響とはきっと波長が合うのではないかと思って期待して聴きに行ってきました。
シェエラザードの前にまずは、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。
ソリストは鈴木愛理さん。
演奏会に行く前に、どんな人なのかと思い、ネットを使って「鈴木愛理」を調べたら、ハロプロの子が出てきたので、「まさかこの子が!?」とビックリしたのですが、同姓同名の別人の方なのですね。(^^;)
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲に関しては、事前に何回か通して聴いただけでなので、ほぼ初めて聴く曲でした。
実演で接してみると、自分の中のショスタコーヴィチ像よりもかなり現代音楽的な感じを受けました。
第1楽章を聴いていたら(古風の)日本的な美意識みたいなものを感じられて、なんか武満徹みたいだなぁとか思いながら聴いておりました。
プロフィールによると、鈴木愛理さんは、ショスタコーヴィチやヴィエニャフスキが得意とのこと。
いいですね、ショスタコーヴィチが得意な若手女性奏者って。それだけで少し魅力的だ。
(ヴィエニャフスキって、だ〜れ?)
桐朋学園大学の1年生ということなので、僕より年下。
あまりどうこう言えないけど、実に堂々たる演奏でした。
ショスタコーヴィチの魅力が伝わってくる音だったし、早いパッセージでは持っているテクニックが出ていましたね。
聴衆のみなさんの反応も良かったので、この楽曲が好きな方もきっと満足されたのでしょう。
曲が終わった後で、カーテンコールに応える広上さんと鈴木さんの姿を見ているとまるで実際の親子みたいに見えてきてしまいました。
広上さんって、プロフィールによく使われている写真では、なんというか「奇才!」というか、「芸術家」の雰囲気がプンプンするのですが、実際に見てみると、すごい感じのいいおっちゃんなんですよね。
居酒屋の店主とかやっていてもなんの違和感もないと思うな。あと、頭にハチマキ巻いて屋台でやきとりとか焼いてそう。(←コラ!失礼だろ!)
さて、後半は期待していたシェヘラザード。
冒頭からかなり骨太でゴツゴツした音が聞こえてきてかなり面食らいました。
テンポの揺らし方や間の空け方など、結構独特な音楽をやるんだなぁと。
正直に言って僕にはどうしても良い演奏には感じられませんでした。
オーケストラはところどころギクシャクしていたし、普段聴いている質感の良い東響の音が響いていなかったように思うのです。
席が悪かったのかもしれませんが、刺々しくて耳に痛い音が目立ちました。
全体的にもう少し繊細さが欲しいです。
今回の演奏会の感想をブログ検索などで調べてみると、かなり皆さん満足されたようで、ほとんどの方が僕と正反対の感想を持っているようなので、自分がおかしいのかと思うのですが、あまり実演に接したことのない素人の意見だと思っていただければ幸いです。
なんだか、久しぶりに自分の中ではハズレな演奏会でした。
広上さんに関しては、もう1回聴いてみたいと思います。できれば良い席で。
テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
集英社文庫(あ13-9) 出版社:集英社 ISBN:978-4-08-746257-9 発行:2008/1 篠田大介は、エリート営業マン。お見合いした静子は、笑顔のかわいい、たよりなげな印象の女だった。悪ずれしたところのない静子にいとしさを覚えて結婚を決意。だが、新婚旅行の初夜に……「無邪気な女」。男は指の美しい人妻・映子に溺れた。駆け落ちをしようと待ち合わせたバーに届けられたものは……「夜のアスパラガス」。日常にひそむ恐怖の戦慄を描くホラー劇場12編。
阿刀田さんの傑作短編集は、以前サスペンスものの作品を収めた
「遠い迷宮」 を読みましたが、今回はホラー作品を収めた短編集です。
全作品を読み終わってみると、ホラーよりもサスペンスの方が阿刀田さんの魅力が出ているような気がしました。何作品かかいつまんで読んでみての感想を述べたいと思います。
『菊の香り』 世にも珍しい二人称の小説です。
書き出しはこんな感じ↓
あなたは一年生。もうすぐ七歳になる。 家は木造アパートの2階で、母さんはいつもいない。母さんは東町のレジャー・ランドでキップ切りをやっている。 学校が終わると、あなたはアパートの鍵をあけ、だーれもいない部屋へ帰る。
ほとんどショートショートぐらいの短さしかないのですが、物珍しさはあるけれど、読み終えてみても「ふ〜ん」という感じしかしませんでした。
巻末の自作解説によると、この作品はレイ・ブラッドベリのショートショートから影響を受けて書いてみたとのことです。
では、次に僕が良かったと思う作品を。一番の傑作は
『赤い音』 という作品です。
構成が練られているし、細かい状況が物語りによく馴染んでいる。
台詞がほとんどなくほとんど女性の述懐のみで話が展開していくのも心理的な不安というのを引き出しているし、緊張感が伝わってきて話にどんどん引き込まれました。
最後に小説のスピードがあがるのもそうですが、サスペンスの要素がかなり感じられる作品です。
なんというか阿刀田さんのこれまで読んできたこの類の作品は常に一定のスピードで時間が流れて最後にゾッとさせられるという感じのものが多かったので、こういう典型的な手法がなぜか新鮮に感じられました。
ちなみにこの作品は星新一の『暑さ』という作品からの影響があるかもしれないと阿刀田さんは自作解説で述べています。
『無邪気な女』 結末が少しだけ強引な気がしないでもないけれど、これはこれで怪しい雰囲気を出すのに十分な人物像が描かれているので作品の世界に入っていきやすいです。
怖いというよりは悲しいという感覚を抱きました。
『妖虫』 阿刀田さんらしさでいえばこれかな。
なんとなくオチが読めるけれど、ユーモラスなアイデアに
なるほどねぇ。と唸ってしまった。
『恐怖の研究』 ホラーとして、一番怖いのはどれかといわれれば最後に収められているこの作品を僕は挙げます。
『ナポレオン狂』、『骨細工』など以前に読んだ作品との類似点が感じられる作品ですが状況の設定が上手いし、文体も普段の阿刀田さんに比べるとやや固く、どことなく重い雰囲気が出ていて良い。
ここからは「これはどうも・・・」という作品について。
『冷たい関係』 これは序盤を読むだけでオチがわかってしまった。
阿刀田さんにしては何故かこの作品はヒントの出し方が雑なんですよね。
ある部分が決定的に説明不足なのでそこを読むと結構簡単にオチがわかります。
まあタイトルからも容易に推測できてしまうのですが・・・。
隣の部屋からピアノを練習する音が聴こえてくるっていうのはリアリティを出すために良いエッセンスとして働いてはいるんですけどね。
『夜のアスパラガス』 どっちかっていうと心理的な恐怖ではなく直接的なグロテスクさが作品から滲み出ていて僕はあまり好きじゃない。
『真夜中の料理人』 もしかり。着想もあまりにありふれているし。
以上。
阿刀田さんは自作解説の中でこう述べています。
特別なところに赴いて特別な情況の中で恐怖を体験するケースは少ない。 私は日常的な恐怖を描くほうが好みなんです。そのほうが真実、怖くはありませんか。
はい。先生のおっしゃるとおりだと思います。
巻末の鑑賞は角田光代が担当しているのですが、彼女による「小説における恐怖」の考察もまた興味深いものでした。
ここにおさめられた小説には、呪いも怨霊も出てこない。ポルターガイストも地球外生命体も出てこない。描かれているのは、私たちのよく見知った日常である。そして、この作家は、日常をほんの少しねじる、。書かれた言葉と書かれていない言葉の双方で、想像力という私たちの内なる力を挑発する。
僕は昔からわりかしホラーというジャンルのものは小説であれ、映画であれ、ほとんど手をつけてこなかったのですが、なぜ自分がホラーなのに阿刀田さんの小説を読もうと思ったのか、そしてまた受け入れることができて、またそれをしっかり噛み締めることができたのか。
それがわかった気がしました。
ポルターガイストだったり幽霊だったり、それは端的に人を怖がらすことができるものなかかもしれないけれど、それはとても安っぽくて、芸もなにもない。言ってしまえば、極めて表面的なものです。
そうではなくて、自分が知っている日常風景の中から、過去にどこかで抱いていた恐怖心などを掘り起こされると、それはまさに心理的な深い部分での恐怖を生むのですね。
まあ、大抵小説の文末に書かれているこの類の文章というのは、著者を褒め称えるものなので、僕もそれにつられてすこし大げさになってしまいましたが、本音でいうと、やっぱりホラーよりはサスペンスの作品のほうが阿刀田さんの小説は好きだな。
それこそ、サスペンスはホラーよりももっと見えにくい、あやふやで掴みどころのないものに対する緊張感が発揮されますからね。
傑作集はサスペンス、ホラー以外にも、まだ刊行される予定があると書いてありましたが、もう出ているのかな?
是非、ホッとするような素敵な短編小説も読んでみたいです。
テーマ:短編小説 - ジャンル:小説・文学
2008/5/17 PROGRAM ■シューベルト:交響曲 第1番 ニ長調 D.82 ■プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26 ■シューベルト:交響曲 第4番 ハ短調 「悲劇的」D.417 指揮:ユベール・スダーン 管弦楽:東京交響楽団 ピアノ:リーリャ・ジルベルシュテイン @サントリーホール
実に久しぶりに演奏会に行ってまいりました。
東京交響楽団は一番好感を持っているオーケストラで、これまで何回も聴きに行っているのですが、音楽監督のスダーンの演奏会には実は一度も接したことがなかったので、やっと聴くことができました。
今年の東響はスダーンの意思のもと、シューベルトを中心的に取り上げるみたいですね。去年のハイドンは少ししか聴けなかったけれど、新たな興味を引き出してくれました。
でも、シューベルトってどうなのかなぁ?
今までシューベルトってほとんど興味を持ってこなかったし、あまり魅力のある作曲家ではないと思っていたのですが・・・
今日の定期のプログラムでは1番、4番とシューベルトの交響曲をふたつ取り上げます。
まずは、一番からですが、始まってすぐはどうも音が刺々しく、金管の音が飛び出しすぎていたりで、演奏にあまり好感が持てませんでした。
音の方は次第にマイルドになっていったのですが、曲自体にもそれほど惹かれなかったです。ベートーヴェンの初期の交響曲っぽいな・・・ぐらいにしか。
実は今日のコンサートに行ったのはプロコフィエフのピアノ協奏曲がプログラムに入っていることが僕にとっては大きかったんです。
プロコのピアノコンチェルトは去年東京フィルで2番を聴いてから興味を持って、CDの全集を買ってよく聴いていました。
あの倒錯感がたまらないのですよ。2番は不安定な青年の心の内が直截に音楽に表れているような曲でしたが、3番はそこまであっちゃこっちゃいったりはしませんね。
さて、そのプロコフィエフの3番協奏曲ですが、本当に大満足な出来でした。
ピアニストのリーリャ・ジルベルシュテイン。
タッチが小気味よくて、光の粒みたいにきらめく音がとても美しかった。
曲によく馴染んでいました。
また、オーケストラとの相性も素晴らしかった。
素人ながら、「これは相当な実力者だ!」と演奏を聴きながら興奮してしまいました。
名前も知らないのに世界にはすごい演奏家がいっぱいいるんだなぁ・・・なんて。
あとでプロフィールを確認したらコンクールで優勝して、一流どころの楽団、指揮者と共演歴がありました。自分が知らないだけで結構有名な人なのかな・・・
聴衆の反応も良かったし、オーケストラのメンバーの表情を見ていても素晴らしい演奏であったことを実感しました。アンコールはやってくれませんでしたが、あれだけの演奏をしてくれれば誰も文句はいえませんね。
もうこれだけで帰っちゃおうかと思ったほどなんですが、後半のシューベルト4番も思いのほか良い演奏でした。1番もそうでしたが、この曲も編成が小さくて、4番では室内楽のようにまとまった音を聴くことができました。
1番を聴いた時点では、「シューベルト、あんまりかな?」と思ったけど4番を聴いたら「ありだな!」と思いましたね。古典派の要素とロマン派の要素が両方あるような気がして、面白い曲でした。
もちろんその魅力をしっかり引き出してくれたのは、スダーン・東響の高い演奏水準があってのこと。
初めて演奏に触れたユベール・スダーンの印象ですが、ちょっと予想外だったのは指揮姿。
もっと淡々としているのかと思っていました。
あれは、例えるならばコバケンこと小林研一郎から暑苦しさがなくって、清潔感がプラスされた感じかな。あと小澤征爾に結構似てるかも。
結構ねちっこいですよね。出てくる音はそんなことはないのですが。
音楽の方は、なんと形容したらいいかわからないけれど、まっとうな、というか。誠実な音楽をやる指揮者という印象を持ちました。
明日は新潟での定期演奏会みたいですね。
新潟のみなさん、おおいに期待していいと思います。
どちらかというとプロコ目当てだったけど、これは本当に聴きに行って良かった。
良い演奏会でした。
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
新潮文庫(ほ 4-44) 出版社:新潮社 ISBN:4-10-109844-1 発行:1991/12 都会からはなれた小さな入江で出会った老人と新婚の夫婦。その夜、老人が見たのは、新婚の2人が殺しあう夢だった。1年後、老人はまた同じ夢を見た。不思議な夢を気にした老人は、名産品を2人に送って様子をみる。礼状が届き、何事もなかったかと、安心する老人。この繰り返しが、何年も続いたのだが…。 夢想と幻想の交錯する不思議な世界にあなたを誘う夢のプリズム30編。
出会ったばかりのショートショートの世界。
その出会いはつい先日読んだ
星新一の「これからの出来事」 という作品集でした。
一味違う世界観にどうもなじむことができなかったにもかかわらず、一冊読み終えてみると、またもう1冊読みたくなってしまうのはなぜなんでしょう。
ショートショートは、通学時間やちょっとした時間ができたときに取り出して読むことができるので、生活の中のほどよい息抜きになるのかもしれません。
ほんとに3分くらいあれば、時間が埋められるので心強いです。
さて、今回の作品集は夢や幻想などの不思議なお話を中心にまとめた作品集。
あいもかわらず、頭の悪い僕は読み終わっても「ナンダコレ?」という風で、作品のテーマ(主張)がサッパリわからないことも多々ありましたが、かなり楽しく読めました。
頭の悪い僕でも主張がわかり、なおかつ、「これは面白い」と思えた作品を4つほど選んで紹介します。
ひとつめは『夏の女』という作品。
星新一の世界に触れて間もない僕なのですが、思うに星さんは文章にあまり感情というのを入れずに、どこか冷めたような見方があるように思います。無味無臭で雑菌0%のクリーンな文章とでも言いますかね。
そんな印象があるのですが、この作品にはどこか哀愁が感じられます。
悔やむ気持ちというのが滲み出ているような終わり方が哀愁を帯びています。
他の作品と比べて文体に変化はないのですが、これは別の意味で不思議だ。
第一印象では「味気ない」と思った星新一の文章は、実は何もしていないのではなくて、不思議な魅力が詰められているのかもしれない。そんなことを思いました。
ふたつめは『退屈』。
退屈なときに読んでみてください。
退屈を紛らわすために登場人物が動くさまを読んでいるときっとあなたの退屈もちょっとは解消されるのではないかと思います。
思えば、ショートショートは「退屈」を紛らわすための道具にぴったりですね。
メッセージの痛烈さで言えば、『病名』という作品はかなり的を得たことを描いていると思います。
なんでもかんでも「病名」をつけることで患者を楽にしたり、不幸にしたり。
作品を読んで思い当たったのは、近年問題になっている精神障害の症状についてです。
みなさん自分が何かしらの精神障害を抱えているのではないかと不安になったことはありますか?
僕はあります。実は少しだけ通院したこともあるのですが、それは置いておいて、ためしに「精神障害の種類」をネットで調べてみると、あるわあるわ、いろんな障害。
でも、いろいろ見てみて思うのです。
こんだけ種類があれば、誰だって精神障害者ってことになるじゃねーか! ってね。
ちょっと視点をずらしますけど、人間って得体の知れないものにことさらレッテルを貼ることでそれを認識して安心感に浸りたいという性質を持っていますよね。きっとそういうことなんだろうな。
この作品を読んでいてそんなところまで考えが行ってしまいました。
これは痛烈な皮肉が込められていて可笑しい作品でした。
さて、星新一が好きな人は彼の残した沢山のショートショートの中で自分だけのお気に入りというのをそれぞれに持っているのだと思いますが、僕にもそんな作品がひとつできました。
『捕獲した生物』という作品。まさにSFといった内容の話です。
宇宙人が一対の地球人をさらって自分たちの星に持ち帰り、動物園にいれて見世物にする。
そこから話が展開していき、あれ、あれ? という間に最終的には、聖書の「創世記」に書かれているアダムとイブの話になっているという、ざっと、こんなお話なのです。
何年か前に読んだカート・ヴォネガットの「タイタンの妖女」が連想されました。
あの作品は、「実は僕たちはどうでもいいもののために生かされている」ということをユーモラスに描き、けれど心温まる素敵な作品に仕上げられていました。
「実はこういうことかもよ?」
という星さんの奇想天外で面白い発想がよく現れている作品だなぁと思います。
ちょっとしたおとぎ話ですよね。でもそれが夢心地で素敵なのです。
「空想だけれど、あったらあったで、それは面白い。いやむしろ本当にそうだったら良いのに。」
というこの感覚。
いままで5、60編読んだ中ではこの作品が今のところ一番好きです。
テーマ:ショートショート - ジャンル:小説・文学
1. Lucky Southern 2. The Root of the Light 3. Sing, Sing, Sing/Give Me A Break 4. Take Me In Your Arms 5. For Heaven's Sake 6. Giant Steps 7. I'm Gonna Go Fishin' 8. Forest Star 9. Being Called 10. Downtown Loop
昨日、今日と東京はとても冷え込んでおりますね。
今日は朝から強い雨も降っていて、「もう大学いきたくね・・・」という気持ちでいっぱいでしたが、そろそろあとがなくなってきたので頑張っていってきました。
(頑張るも何も当たり前のことなんですけどね)
一日の講義を終えて電車に揺られながら、窓の外をボーっと眺めていたら「なんか音楽聴きたいな」という気分になったので、MP3プレーヤーに入っていた山中千尋のアルバムを久しぶりに聴いてみました。
試聴できます↓
http://morawin.jp/package/80312139/00044002801036/ 買ってから1度か2度聴いただけでCDラックから取り出さなくなったこのアルバムなのですが、やっぱり改めて聴いてみても「繰り返し何回も聴きたくはならないなぁ」と僕は思ってしまいました。
電車の中ではひとりでノリノリでしたけどね。どうしても足でリズムを刻みたくなっちゃうのは何故だ?
絶対止められやしないんだから困ったものさ。
山中千尋を知ったのは本作「アビス」のひとつ前のアルバム、「Lach Doch Mal」なので、それほど彼女の作品について詳しく知ってはいないのですが、一気に惚れ込んで、それこそ繰り返し聴いていた前作と比べると、「なんだかちょっと違うんだよなぁ」っていう感じがする。
作品の雰囲気はそれほどガラッと変わったわけではないし、彼女らしさというのも大いに感じられることには変わりはないのですが、少し実験的というか(例えばトラック8番)、わかりやすいノリが欲しくて聴くとちょっと裏切られた気がしてしまうんですよね。
エレクトリックなピアノもいいけど、やっぱりアコースティックなジャズがもっと聴きたい!
僕は普段はスムースジャズとかアシッドジャズとか王道から少し外れたジャズ(勝手な思い込み?)を聴いているので、余計にそう思うのかもしれない。
山中千尋のことがずっと好きで聴いている人にとっては好意的に受け止められているのかもしれないですけどね。
積極的に音楽を前進させていく姿勢みたいなのはヒシヒシと感じるので、これからも活動に注目していきたいです。
そういえば、先日、偶然彼女がテレビに出ているのを見ました。
TBSの「R-30」っていう番組でTOKIOのイノッチと国分くんにインタビューされていたのですが、山中さんてすごい小柄な女性なんですね。
なんでもはじめはクラシックをやっていたそうで、他にもバークリー音楽院での苦労話などなど興味深かったです。
最近スポーツとニュース以外には本当に地上波を見る機会が少なくなっていたのですが、「R-30」には、次の週にドキュメンタリー監督の森達也が出てたりして、う〜む、地上波も侮れないなと関心しました。
話が横にそれたところで、それではまた♪
テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ハース版) 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット 管弦楽:ドレスデン・シュターツカペレ 録音:1980年(デジタル)
ゴールデンウィークも明けて学生生活が再開しました。
はあ、疲れる・・・
いったん長い休暇があると、元の生活に順応するのに少し時間がかかってしまうものですね。
今はブルックナーの7番を聴いています。
ストレスを感じる現実の世界から羽ばたいて、ブルックナーの音楽の響きに耳を傾けると、美しく純な自然の世界に浸ることができます。
こわばった心がほどけていくようだ。
ブルックナーの音楽にアニミズム的な要素を感じるのは僕だけでしょうか。
ブルックナーの音楽は宗教とは切り離せないものだと言いますね。
彼自身熱心なキリスト教徒であったと聞きますし、それだからなのか、
「キリスト教のなんたるかを知らない東洋人がブルックナーの音楽を理解することなんてできやしない」ということを言う人もいるみたいです。
キリスト教の考えからいけば、「自然」は人間が制圧するべき対象なのでしょうから、「お前はなんもわかっとらん!」とか言われてしまうのかもしれないけれど、僕自身の宗教観には自然を崇拝する気持ちが多分にあって、ブルックナーの作った曲を聴いていると、そんな自分の宗教観とピッタリはまった世界が描かれているようにしか思えないんですよね。
厳かな雰囲気ではなく、心身を癒してくれる自然。
川の流れや、木々の香り、などです。
そこから生まれた人間。まさに母なる大地とでもいいましょうか。
ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデンの演奏はCDジャケットの絵と中身がかなりマッチしているような気がします。
弦の響きがジャケットの水面と同じように、澄んでいて美しいです。
(全体ではところどころ管楽器のピッチがずれているような感じが僕はするのですが)
ブロムシュテットもブルックナーと同じで敬虔なキリスト教徒でしたね、たしか。
以前インタビューを見ましたが、とても朗らかな人柄でした。
決して押し付けがましくなく、なめらかに流れるようなこの演奏を聴いていると、音楽ってその人の人柄が出るんだなぁとつくづく思います。
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
Incognito/Tales From The Beach 1 Love、Joy & Understanding 2 I've Been Waiting 3 When The Sun Comes Down 4 Step Aside 5 N.O.T. 6 Happy People 7 I Come Alive (Rimshots and basses) 8 Freedom To Love 9 I Remember A Time 10 It May Rain Sometime 11 Never Look Back 12 When Words Are Just Words 13 Feel The Pressure 14 Silence Of My Mind 15 Tales From The Beach
過ぎ去りしゴールデンウィークの最中はこのアルバムをヘヴィーローテーションで聴いていました。
先日買ったインコグニートの新しいアルバム。
涼やかなナンバーが満載で、とにかくCOOL!
洒落ていて大人な音楽を探しているかたにはぜひ聴いてほしいです。
ドライブミュージックにもうってつけだと思います。
以下のサイトで試聴できます↓
http://www.cduniverse.com/productinfo.asp?pid=7654394 (曲順の表記が違っていますが上に載せた曲順の方が正しいです)
どの曲もハイクオリティなのですが、特に僕が気に入った曲をいくつかご紹介します。
(T-1)
Love、Joy & Understanding イントロが始まって曲が展開していくのを聴いていると、彼らのフィールドにこちらを一気に引き込んでくれるような、そんなナンバーです。
シンセの音がわかりやすく海を表しているので、アルバムのテーマがはっきりわかる一曲だし、この曲を最初のトラックにもってきたことは正解だと思う。
ライトブルーに染まった海が鮮やかなイメージとして頭のなかに浮かんできました♪
(T-5)
N.O.T. ボーカル、コーラスのメロディライン、リズムが心地よくてブラスのフィルインがたまらなくイイ!
ストリングの付け方もいけてるし、ドラム、ベースは超ファンキー。フルートのソロなんかにしても、もうすべてが適材適所という感じのアレンジで爽快爽快。
いや、これは僕的にはド・ストライクにきました。
こういう曲好きだわ。
(T-9)
I Remember A Time アコースティックピアノの洒落たイントロだけでもう最高です。イントロ以外にコーラス部分にも登場するんだけどこれがたまりません。
ベースなんかはシンセベースを使っているのかボヨボヨしていてかなり音をいじったようなデジタルな感触で面白いんですが、これはちょっとやりすぎな感がしないでもない。(色をつけすぎて少し邪魔かも)
でもデジタルとアナログの融合という感じで、聴いていて楽しいです。
あくまで人間のホットなエモーションがベースにあるからこその良さなのでしょうね。
(T-14)
Silence Of My Mind 割とシンプルな音の構成なので、やわらかくて心地いいコーラスワークが堪能できる曲です。
う〜ん、実にソフトリー。
緊張が解けて、力んでいたものがほぐれていくよう。
初回限定盤の特典DVDも見ましたが、これはイギリスでのライブ映像を織り交ぜながらリーダーのブルーイへのインタビューがメインという内容のものでした。
「アシッドジャズのムーブメントについて」、「マーケットの変貌」、「今回のアルバムをつくったきっかけ」などの質問に真摯に答えていました。
それからもうひとつ、HMVの店頭で買った人向けの特典CD。
これはライブ音源(“Morning Sun” 2008 live ver.)の入ったボーナスCDだったんですけど、ライブでもCDにひけをとらないハイクオリティで魂のこもった演奏を聴かせていることに関心してしまいました。
生で聴いてみたいなぁ・・・
(でも、ブルーノートとかお洒落なところだと気後れしちゃうんだよなぁ)
テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
文春文庫(い 1-33) 出版社:文藝春秋 ISBN:4-16-710033-9 発行:2006/12(新装版) ソ連の老作家が書いた痛烈な体制批判の小説。その入手を命じられた元新聞記者・鷹野は、本人に会い原稿を運び出すことに成功する。出版された作品は、全世界でベストセラーとなり、ソ連は窮地に立った。ところが、その裏には驚くべき陰謀が……。 直木賞受賞の表題作など全5篇を収めた、初期の代表的傑作集。
今までエッセイでしか五木寛之に触れてこなかった僕としては五木さんがこんな話を書くのかと、大いに驚かされる作品集でした。
『蒼ざめた馬を見よ』
「これっていわゆる純文学っていわれるジャンルの作品なのかな」と素人の僕が思うほど、話の展開がどことなく重くて、主人公も心にもやがかかったような感じだったのですが、最後には一応オチがある話です。
これまで五木さんの小説に触れたことのない僕は、彼はなんとなく平坦なストーリーの小説を巧みな筆致による心情描写などを武器にして生き生きとした文章を描く作家なのではないかという先入観があったので、もちろんこの作品ではそういった描写もありますが、それよりもむしろイメージなどの細かい描写の方が多いことが少し予想外でした。
舞台設定がロシアというところもちょっと変わっていますが、裏に潜む大きな力というのを雰囲気として醸し出すには絶好のものだったのかもしれません。
たしか彼は早稲田でロシア文学を専攻していたんでしたね。
エッセイに見られる彼の思想信条みたいなのがちょっと垣間見えるところもあってそこは面白かったですね。この話で言えば、主人公の鷹野に関する記述、
彼はそこに一種の逆らう事の出来ない運命的な引力を感じたのだった。鷹野隆介にとって、理由はいつも後からついてきた。飛び越えてから考える──昔からそうなのだ。
逆らうことの出来ない運命的な引力というのは五木さんが言うところの「他力」というようなものですよね。僕は浪人時代の本当に苦しいときに五木さんのエッセイから始まって仏教の本などを読み漁っていたので、「おっ!」と思いました。
『赤い広場の女』と『バルカンの星の下に』の2作品には『蒼ざめた馬を見よ』と共通する設定がところどころに感じられて、これは中篇と短編の組み合わさった、いわゆる連作集っていうやつか、とようやく僕は気づきました。(なんと勘の悪い・・・)
ページ数が少ないこともあると思いますが、あまり文のリズムがよくない箇所がいくつかあったし両作品ともに話の内容もどこか淡白な印象でした。
それから読み終えた後の余韻というのが全くといっていいほど僕には感じられませんでした。
読んでから2分か3分もたてばすっかり忘れ去ってしまうようなそんな印象。なぜなのかはわかりませんが・・・。
『夜の斧』
国家の呪縛に苦しめられる中年男性の話、これはスリラーのような作品でした。
主人公を追い詰めるような出来事がいろいろと配置されていていいんだけど心情描写が浅いのかこれもどこか淡泊な印象。
最後は意味がわからなかった。あの部分で話を終わらせるのってありなのか。
短編(中編かな?)だからこそ可能ではあるけど、なんかすっきりしない。
『天使の墓場』
もっと展開(時系列)がスッキリしていてもいいのになぁと思ったけれど、この本に収められている作品の中では一番好きかもしれない。
他の作品と同じような終わり方をしているんだけど、大きな力をもつ権力に抗う人間の姿勢というのが後を引いて、ほかの作品より余韻が感じられるというか、読み終わった後に想像が掻き立てられて、良かったです。
さて、全作読み終えてみると、エッセイで慣れ親しんだ五木さんの持っているある種のニヒリスティックな感触というのは小説においても影響しているように感じました。
この傑作集に収められている作品には、いろいろな共通点があるけれど、一番は国家権力に対する、ジャーナリスティックな視線に基ずく批評というのがテーマだと僕は思います。
小説の技法に関してはあまりしっくりこない部分もあったけれど、後のエッセイで仏教などの精神世界に関することを書いている五木さんがそれを表題に選んだということには驚いたし、また関心しました。
でもこれは実はまっとうなことなのかもしれない。
よく考えてみれば五木さんはエッセイにおいても自分が言いたいことをメッセージとして発しています。
書きたいことがあるとき以外は筆を握らないことは過去に執筆活動を控えていた時期があったことからもわかりますし、「時代が自分に書くように仕向けるとき以外では書く気がしない」というようなことをエッセイにも書いていました。
宗教と政治という本来は水と油のようなもの(←これは僕の考えですが)でさえ、彼は「自分がその時々に必要だと感じたもの書く」ということを実践しているのかもしれませんね。
僕にとって五木寛之ほど自分の世界観や人生観に影響を与えてくれた(きっかけとなった)人はいないのですが、小説となると、「そこまでではないかな・・・」というのが今作品を読み終わっての正直な感想です。
本作のレヴューをところどころで拝見しましたところ、「内容が重い」とか「練りこまれた小説作法を感じた」という感想を抱いた方が多いようですね。
描いていること自体は重いことだとわかっているのですが、僕にはどうしても、余韻があまりなくて、淡白な印象の作品という風にしか感じられませんでした。
ただ、他の作品も機会があれば読んでみたいとは思います。
p.s.
ゴールデンウィークの旅行中に沢山本を読んでやろうと思っていたのに、結局読めたのはこの1冊だけでした・・・(^^;)
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
いよいよ僕の大型連休・GWが到来しました。
世間ではもうゴールデンウィークの後半みたいですね、さっきニュースでアナウンサーがそんなことを言っていました。
僕がこの連休中にすることと言えば、読みたい本を読んで、聴きたい音楽を聴いて、できれば映画も何本か見て、寝たいときに寝る。これぐらい。
これじゃ普通の生活となんら変わってないな、HaHaHa・・・
今日は、手元に小説本がほとんど無くなってしまったので、ブックオフに仕入れにいってきました。
短編小説を中心に7冊ほど。
前から思っていることなんですけど、なんで中古屋は買った本にカバーをかけてくれないんだろう。
特にブックオフなんて最大手なんだからそれくらいのサービスを思いついてもいいのに。
やっぱり新品でもそうだけど中古品だとカバーが絶対欲しいですよね。僕は中古で買った本には以前に別の本屋で新品で買ったときにかけてもらったカバーを再利用しています。
でも最近は、それも面倒になってきたので、この前、自分用のブックカバーを買ってきました。
明日から旅に出るので、沢山読むぞ!
と思っていても旅先ではあまり時間がないのが実際であることが多い(^^;)
僕はいつも旅行のカバンにあれこれ詰め込むんだけど、大抵、「こんなに持ってきたけど邪魔なだけだった」と後悔することになります。
でもまあいいじゃないか、それはあくまで保険なんだから。
「必要ないかもしれない」けれど手元にないとそれはそれで不安だというあの感じ。
テーマ:日記 - ジャンル:日記
昨日、必要なものがあったので買い物するために都心に出たのですが、久しぶりに沢山歩いたのでヘトヘトになってしまった。如何に普段の自分が運動不足かということですね。
今の時期だからなのかわからないけど、やたらと人が多くて、「なんじゃこりゃ」と圧倒されてしまいました。東京、人多すぎ・・・
せっかくだからCDショップにも行こうと思って人混みをかき分けて店に入りました。
別にCDを買うつもりはないのです。(結果的にはちゃっかり買ってしまっているんだけど)
僕の目的は、シ・チョ・ウ♪
そう、試聴です。大きい店だと試聴機が沢山あっていろいろなジャンルのミュージシャンの最新作が聴けるので、機会があるときは気になったCDを見つけてはひたすら試聴しています。
時間があっという間にすぎて、かなり楽しいんですよね。(私だけ?)
もはやこれは僕の趣味のひとつとも言えるかもしれない。
ということで、試聴したCDから気になったものをいくつか紹介したいと思います。
とりあえず、3枚ほど。3枚とも女性ヴォーカリストのアルバムです。
Kate Alexa(ケイト・アレクサ)/Broken & Beautiful オーストラリア出身の歌姫の日本デビュー・アルバムです。現地ではかなり人気があるみたい。
なんというか、通俗的な印象の曲が多いと僕は感じましたが、たまにはこういうのを聴くのもいいものです。格好もかわいいし、日本でも女の子には受けるかも。
HMVのページ(試聴できます)↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2695556 Annekei(アンナケイ)Jack Lee(ジャック・リー)/Letter AnnekeiとJack Lee(韓国のコンポーザーらしいです)のコラボレーションアルバム。
僕は何年か前にAnnekeiのデビューアルバムにはまっていたことがあります。
バックの演奏をDIMENSIONが担当していてクオリティの高い上質なジャズを聴かせていたし、彼女の声も透き通っていて心地いいのですが、でもあまり長い間に繰り返しリピートして聴きたい声ではないんですよね。日本ではビーイング系のレーベルに所属している彼女ですが今作ではどうなんだろう?(確認し忘れました)
アルバムの参加ミュージシャンも豪華なようで、僕の知っているところではFourplayのネイザン・イーストなんかも参加していました。
あまりちゃんと聴いていないけど持っていてもいい1枚かも。(お金があれば)
・アルバム試聴
http://www.videoartsmusic.com/annekei/ ・Annekei日本公式HP
http://annekei.jp/index.html Amy Pearson(エイミー・ピアソン)/Who I Am Amy Pearson(エイミー・ピアソン)はイギリス・バーミンガム出身のシンガーソングライターでオーストラリアで活動しているミュージシャン。このアルバムで日本でデビュー。
この人のアルバムはいくつか聴いた曲のアレンジがどれも自分の好みに近かったです。
特に、楽器の少ないシンプルなアレンジの曲が何曲かあったと思うのですが、余計な音が無くて綺麗でした。ストリングを使った曲なんかもあって、勢いのある曲だけではなくバラードもしっかり歌えるタイプではないでしょうか。
Amy Pearson - Ready to Fly (video) http://www.youtube.com/watch?v=4MCrulj-S4g Amy Pearson - Dont Miss You (Music Video) http://www.youtube.com/watch?v=Fvhw6zxV4F8 鼻にかかったキュートな歌声がなかなか魅力的ですよね。
ヴォーカリストとしてはKate Alexa(ケイト・アレクサ)よりはこっちの方が僕は断然好き。
アイドルというよりも、力強さも備えたちゃんとしたヴォーカリストという感じ。
この人が日本でヒットしたらちょっと嬉しいかも。
どうでもいいけど、HMVの試聴機って重低音強調しすぎ(~_~)
試聴して「あ、これいい」と思って家のプレイヤーで聴いたら印象がかなり違うことがあります。
いくらなんでもやりすぎだぁ。
これじゃ本来の質感とほとんど違う曲に聴こえちゃうよ。
そんな、ことを思いながら「さ、帰るかな」と思って出口に向かっていると
INCOGNITO(インコグニート)の新しいアルバムを発見!
Incognito(インコグニート)/Tales From The Beach 最後にこれ聴いておこうと試聴したら、これがめちゃくちゃカッコいい。
試聴しながらニヤニヤしてしまいました。
HMVで買うと特典として非売品CDが一枚付いてくるとポップに書いてあったので、その特典につられて結局購入してしまいました。
あとで確認したら店頭で買うよりネットで買ったほうが安かったのに(ポイントもつくし)。
ま、いいや、特典のCDもしっかり貰ったし。
まだ封を開けてないので、これから全曲聴きます。楽しみだ。
ちなみに特典のCD↓
テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽
ラフマニノフ: ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18 スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:スタニスラフ・ヴィスロツキ ・ヴォカリーズ 作品34の14 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール ・鐘 作品35 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 、合唱団 指揮:ウラジミール・アシュケナージ ・パガニーニの主題による狂詩曲 作品43 ウラジミール・アシュケナージ(ピアノ) ロンドン交響楽団 指揮:アンドレ・プレヴィン ・交響曲第2番ホ短調 作品27 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ロリン・マゼール
ラフマニノフの音楽って僕にとっては「郷愁」に浸れる音楽なんですよね。
もちろん誰もが認めるようにどこまでも美しいメロディなんだけど、でも、聴いていると胸がすこしうずくような気がして、単に「美しい」というよりも「過ぎ去ったものに対する懐かしさ」みたいなのが出てくるのです。
それはつまるところ、過ぎ去ったからこそ愛おしく感じられるものなのでしょうけどね。
出会いの季節であると同時に別れの季節でもある今この「春」という季節において、人によっては、どうも新しい生活に慣れず、過去の思い出に浸りたくなることもあると思います。
そんなときには、しっとりとしたラフマニノフの音楽が心によく馴染みます。
ちょっと一休みして落ち着いた気分にどっぷりと浸りたいときにはうってつけではないでしょうか。逆に気合をいれなきゃいけないときにはあまり聴かないほうがいいのかも。
そのまま5月病に突入なんてこともないとはいえない。
(さすがにそこまでではないか)
今日聴いていたのはパノラマのラフマニノフ作品集です。
ラフマニノフ以外にもパノラマの作品集はクラシック初心者にとってはその作曲家の代表曲を手堅く抑えられるのでかなりおすすめです。僕はラフマ以外にもフォーレ、エルガー、ラヴェル、シベリウスなんかを持っていますが、「損をした」と感じたCDはなかったです。
HMVのページ(試聴できます)↓
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1507194 ラフマニノフといえば、やはり近年「のだめ効果」で人気のピアノ協奏曲第2番ですね。
このCDに収められている演奏に関しては、出だしのピアノの音がやけにこもって聞こえるので一瞬あれ?と思いますが、まあ違和感なく聞けます。
59年の録音だからでしょうか、音質はあまり良くないです。
オーケストラの音はやや重く、弦の音には若干ざらついた感じがして、どちらかというとテクニックよりもパワーの感じられる演奏だと僕は思いました。
しっかりじっくりとした表現をしたいのかもしれないけれど、もっともっと曲の美しさが出ていてほしい。
やっぱりこの曲はとにかく魅力的な旋律を持つ曲ですし、各楽器のもつ温かみがそれをさらに引き立たせる役割を持っているのだと思うので。
もちろん水準をクリアした演奏なので、これは僕の個人的な好みです。
この作品集には他にもパガニーニ狂詩曲、交響曲第2番(第3楽章)という誰もが知っているであろう名旋律が登場する曲が収められています。両曲の演奏の水準というのも抜きん出て素晴らしいです。
アシュケナージのピアノは音がキラキラしていてそれでいて彼独自の暖かみも感じられます。
2番交響曲のマゼール&ベルリンフィルの演奏は、思わず「あま〜い」と言ってしまうほど甘美。3楽章では木管の哀愁漂うソロが見事です。
曲の持つ魅力を十分に引き出した、これぞ理想的という演奏だと思います。
理屈じゃなく聴いていて自分の中の心情が呼び起こされるんですよね。
ああ、ラフマニノフ、なんて愛おしい音楽を書いたものか。
うーん、やっぱりラフマニノフを聴くと、どうも気分が奮い立たなくなってしまうなぁ。
明日も出かけなくちゃいけないのに。
ゴールデンウィークが待ち遠しい・・・
↓上記のCDの音源ではありませんが、楽曲に興味のある方はどうぞ↓
・
Kissin -Rachmaninov piano concerto #2, mvt. II. (part 1) http://www.youtube.com/watch?v=jWRb90BRB5w 他の楽章もいいけど、やっぱり僕は、哀愁が漂っていてノスタルジーな第2楽章が一番好きです。
・
pletnev - rachmaninov, rhapsody on a theme of paganini: iii http://www.youtube.com/watch?v=90MuPqYtV_k パガニーニ狂詩曲の有名な第18変奏の部分です。
プレトニョフのピアノは端整ですが、どちらかというと冷たくて固い感触ですね。ダイヤモンドのような・・・
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