THANK YOU FOR SMOKING(2006)
監督:ジェイソン・ライトマン
製作総指揮:ピーター・シール、イーロン・マスク、マックス・レヴチン、エドワード・R・プレスマン、ジョン・シュミット、アレッサンドロ・ケイモン、マイケル・ビューグ
原作:クリストファー・バックリー
音楽:ロルフ・ケント 脚本:ジェイソン・ライトマン
タバコ研究アカデミーのPRマン、ニック(アーロン・エッカート)は、日々マスコミ相手に、禁煙VS.喫煙の激戦を繰り広げていた。彼の天敵のフィニスター上院議院(ウィリアム・H・メイシー)は、タバコのパッケージにドクロ・マークを記載する法案成立を熱望。そんな折、彼は大ボス(ロバート・デュヴァル)の命を受けハリウッドに飛ぶ。
なんか最近やたら映画ばかり見ている気がする・・・。
このブログにアップしているのも、ここしばらく映画の感想ばっかりだ(^ω^;)
きっと僕には一度ことに熱中するとそのことばかりやってしまう習性があるんだろう。
毎日読書をしている人は、読んでいる本が、学術書、あるいは新書の類ではなく、たとえ小説だとしても、客観的に見たときにも、主観的にしても、「有益な時間を過ごしている」感があるような気がする。
でも、毎日映画鑑賞をしている人というのは、見ている映画が何であれ、どこか「無益な時間を過ごしている」というイメージを僕自身が抱いている、というか、周りと比べたらそんなことを抱かれているのではないかと思うのです。
加えて、見ている映画がいわゆるブロックバスター作品ばかりだったりする日には、自分の中ではそれは「テレビゲームをして遊ぶ」ことぐらい無益で、ただ単に「楽しく時間を過ごしている」といった感じに思えてくる。
もちろん起きている間ずっと映画ばっかり見ているわけじゃないけど、他人から見たら「遊んでばっかりいる人」みたいに印象付けられるんだろうなぁとか密かに思っちゃったりしちゃったりして。
いや、厳密にいえば、世間一般の大学生のイメージは、大学が終わったらバイトに友人関係に、恋人にと勤しんで、自分を高めるためにアクティブに動いちゃったりしている、というようなものなのだから、家に帰ってきて、映画見てニヤニヤしたり、ホホゥとしたりしている僕なんかはインドアでちっとも充実していない生活を送っている奴だというイメージで語られること必至だ。
けど、けれどですね、それでもボクはいいたい。
好きなものは好きなんだ、俺は俺なりに充実しているんだぜ、ってね。
言いたいというか、勝手に自分に言い聞かせている感じかな。
これは僕の悪い癖で、周りのことを意識しすぎて、そのせいで必要の無いところで苦しんじゃったりすることがよくあるんですよね。(今回もその可能性が高い)
でも、きっと「こうあるべき」というものの押し付けの強さみたいなものを感じている同世代は意外と沢山いるのではないかな? なんとかしてそういう基準みたいなものを自分の手元にしっかり引き寄せなくてはいけませんね、難しいけど。
映画本編と無関係の話を長々としてしまいました。(何やってるんだ、俺・・・)
ということで、僕は「こうあるべき」という大学生の型にはまらず、今日も映画を見てました。(・∀・)
最近アクション系ばっかり見ている気がしたので、たまにはと思って、コメディ映画です。
『ダークナイト』で光の騎士、ハービー・デントを見事に演じきった、アーロン・エッカートが主演です。
付け加えると『バットマン・ビギンズ』でレイチェル役を演じたケイティ・ホームズも出ています。
コメディ映画なので、簡潔に感想を述べますが、面白かったです。
アメリカンな下品な笑いというよりも、風刺の効いたコメディなのが、好感触。
アーロン・エッカートも世間から憎まれる役柄を演じているのですが、『ダークナイト』と同様、いやそれ以上に好感が持てて、魅力的でした。『アメリ』チックな進め方もライトでポップな雰囲気が出ていて好み。(音楽も雰囲気が似ている気がする)
作品のスタンスとしていいなぁと思うのは、決してタバコを奨めてはいないこと。
実際にタバコを吸うシーン、煙をふかすシーンとかたぶん一度も出てこなかったと思う。
つまりは、本編中にもセリフで登場するように「自由」についての主張がこの映画のテーマなんですね。劇中で繰り返される、弁論バトルは、面白くもあり、核心をついているよなと関心するところもありで、喫煙者はもちろんのこと、嫌煙派の人が見たらどんな反応をするのかなぁと思いました。
実を言うと、僕はタバコを嗜む程度に吸うのですが、立場としては中立です。
タバコ以外にも害のあるものは確かに沢山あるのでしょうが、その害は得てして本人に振りかかるものである場合が多いと思います。
しかし、タバコの場合はそうはいかない部分がありますよね。副流煙というのが科学的にどうなのかということはさておき、タバコの煙をかいで気持ちの良い人はあまりいないでしょう。
その点僕は一応は喫煙者でありながらも、同時に吸わない人の気持ちもわかって、僕は一日の終わりなどに吸うタバコの味は好きですが、タバコの煙の匂いは好きではないので、外でしか吸いません。たまに友達と食事なんかに出かけるときには、喫煙席を選びますが、そこがタバコの煙でモヤモヤしていたら「ウワッ〜」とか思ってしまいます。
しかし、だからといって、喫煙者をあらゆる場所から締め出そうとまでする社会に対して賛成かと言うと、そこにも疑問が沸きます。
ようはバランスですよね。あとはマナー意識。
本作を見ると、おのずとタバコについて考えてしまいます。
決して堅苦しい感じの作品ではなく、まずコメディとして成り立っている映画ですので、多くの人は楽しむことができると思います。
中には心から不快な人もいるのかもしれないけど。
Thank you for Smoking - Trailer


